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稀ではありますが、何かをきっかけにすべてが変わることがあります。

VENUE D-ShowとPro Toolsに接続した古い18チャンネルのFWxカードで、バーチャルサウンドチェックを初めて使った時のことを思い出します。これからは毎日使おうと決意し、根本的なミキシングライフが変わりました。新しい時代の到来でした。アルバムを作る感覚でショーを制作することができたのです。もうスタジオとライブの境界線は殆どありません。
その後、バーチャルサウンドチェックの技術は進化し続け、チャンネル数の増加、タイムコードベースのワークフロー、チャンネルごとのスイッチングなど、現代のサウンドエンジニアのペルソナとして定着しています。しかし、その初めての体験で劇的な変化を感じたものでした。

Photo of Soothe Live running on Robb Allan’s VENUE | S6L system display at a live concert

8万人規模のライブ会場(ベータ版にて)

数か月前、Avidはoeksoundとのコラボレーションを開始し、Sootheのダイナミック・レゾナンス・サプレッション技術をAvid VENUE|S6Lプラットフォームに統合しました。Sootheは、世界中のレコーディング・スタジオで不可欠なプラグインで、ノイズや歯擦音、不快な周波数帯の音などを素早く制御します。そして今、その技術はSoothe Liveとしてライブ業界にデビューする準備が整いつつあります。

ベータ版試用期間に、Soothe Liveを最初に使ったのは、自宅の防音室(ウェビナーでご覧いただいた方もいらっしゃるでしょう)で、ツアーの準備をしながらの試みでしたが、正直圧倒されました。その後、バーチャルサウンドチェックで実際の会場で使った時も、やはり素晴らしい結果でした。もっと酷い環境でもかなりの効果を実感できるかもしれません。

 

 

 

もちろんまだベータ版だったので、いくつか問題はありました。ただ、どうしても本番で使いたくて、たまらなかったのです。それはプロフェッショナルな判断ではない、無責任だ!とお思いでしょう。しかし、他のエンジニア仲間も同じ気持ちだったのです。

このようにしてSoothe Liveのベータ版が、巨大ドームで行われる大規模なショーで使用されることになったのです。更に進化することになりました。どんな会場でも、どんな部屋でも、基本的なサウンドは残し、歯擦音やブーミーサウンド、低音のこもり、不快音に「hasta luego(さようなら)!」を告げることができたのです。

つい最近まで、360度イマーシブオーディオのライブミキシングで結構忙しくしていました。Sootheの機能にほぼ丸投げし、後は最小限の調整だけでした。かなりの時間の節約ができ、快適なミックス作業となりました。Soothe Liveが問題のあるレゾナンスを識別し、エンジニアがフルに監視することなく、適した制御が施されるからです。

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すべてのVENUEプラグインと同様に、マウス、ノブ、タッチスクリーンを使ってシームレスに統合されているので、直感的かつ素早いコントロールが可能です。ユーザー・インターフェースは非常にモダンかつ見た目もクールで、数値の細かいコントールも容易です。メインウィンドウでは常に周波数リダクションのグラフィックスが詳細情報と共に素早く表示され、聴こえている音を明確に示します。私たちは非常に気に入ったので、このプラグインが「ゲームチェンジャー」になると考え、Avidは、S6Lをお持ちで有効なサポートをお持ちのお客様に、Soothe Liveの1年間の無償NFRを提供することにしました。

次にS6Lを起動した時にはSoothe Liveがインストールされているでしょう。必ず気に入っていただけると確信はありますが、皆様の耳で是非確認してみてください。Soothe Liveのウェビナーを見逃した方は、 こちら から動画をご覧ください。また、oeksoundのウェブサイトでは、Sootheとその技術についてさらに詳しくご紹介しています。

Soothe Live—世界の大規模コンサートツアーで信頼されるプラグイン(英語)


(YouTube上の上部タイトルをクリックのうえ、ぜひ拡大してご覧ください!)
 

VENUE | S6L用のSoothe Liveについて、世界トップクラスのライブサウンド・エンジニアが次のように語っています。

「Sootheはバーチャルサウンドチェックに匹敵する素晴らしいゲームチェンジャーで、すべてが上手くいく」
Sean “Sully” Sullivan, FOH engineer (Roger Waters, Red Hot Chili Peppers, Rihanna)

「Sootheが適切に機能している時はサウンドの問題が一切ない」
Mark Carolan, FOH engineer (Muse, Snow Patrol)

「サウンドレベルも音質もすべて素晴らしい」
Jim Warren, FOH engineer (Arcade Fire)

「このプラグインをライブにも使えるなんて最高なんだ!」
Robert Scovill, FOH engineer (Kenny Chesney)

「もはやSootheなしではライブミックスは有り得ない」
Robb Allan, FOH engineer (Massive Attack)

「ステージの編成は都度変化する、ミキシングエンジニアはそれに対応したものが必要なんだ。Soothe Liveは、常に変化するソースに対応できる柔軟性と適応性を備えており、望んだサウンドに変えてくれる」
Jacob Feinberg, FOH and broadcast sound engineer (Modest Mouse, Regina Spektor, Bright Eyes)

「Soothe2はスタジオのミキシングツールとして欠かせないものだったが、ライブでも使えるようになったのは驚くべきことだ。S6L用のSootheは、カッピングしたボーカル、酷いギターアンプ、不均一なベースを始めとしたミックス全体を落ち着かせてくれます。Soothe Liveは、なくてはならないものになりました」
Ashton Parsons, sound engineer (Cage The Elephant, Disturbed, Alice Cooper)

 

Photo of Soothe Live running on Robb Allan’s VENUE | S6L system display at a live concert

Soothマジックをすべてのライブに

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Robb Allan

Robb Allan is the senior principal product manager for live sound at Avid. As a live sound engineer, he’s had the privilege to work with artists such as Radiohead, Coldplay, Massive Attack, Manic Street Preachers, Natalie Imbruglia, and more.